鉄の古代史―弥生時代

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  • サイズ B6判/ページ数 403,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784560022290
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

出版社内容情報

 鉄は広域権力形成の原動力である。わが国の鉄文化は稲作と共に北九州に上陸し、地方権力の統合を促進しつつ「弥生時代」を形成した。邪馬台国の所在地とも密接に関連するこの事実は、日本古代国家成立を考える鍵でもある。古代鉄研究の第一人者による百科全書的な鉄文化論。

内容説明

鉄器は、古代国家成立の重要なモメントである。わが国の鉄文化は、稲作と共に大陸から北九州に到来し、瀬戸内地方を経て東漸した。統一国家の曙光の時代を、鉄資料の精緻な検討によって浮彫りにする画期的労作。

目次

第1章 稲作農耕の開始期と渡来文化(縄文と弥生の間;前期稲作文化の展開)
第2章 原始国家の成立と発展(楽浪文化との接触;中期農耕社会の発展)
第3章 弥生後期の鉄器文化(金属器の分布;鉄器の普及と鉄生産)