欧州百鬼夜行抄―「幻想」と「理性」のはざまの中世ヨーロッパ

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784562035311
  • NDC分類 162.3
  • Cコード C0022

内容説明

外来文化であるキリスト教の信仰と、自然崇拝や祖先崇拝、妖精、龍などが交錯する「百鬼夜行」ともいうべき中世ヨーロッパの精神世界を、当時のテクストや豊富な図版とともに生き生きと描く異色作。

目次

第1章 怪人たち(異境の怪人たち;土着の民間信仰―巨人と小人;社会の周縁に住む者―野人、狼人;教会と怪人たち)
第2章 怪獣たち(教会に刻まれたもの;文書に書かれたもの;自然物や自然現象)
第3章 ドラゴンと蛇(動物神話の中のドラゴン(龍)と蛇
聖人とドラゴン
蛇女の伝説
神話、英雄伝説)
第4章 幽霊たち(キリスト教布教の時代;中世の死者祈祷と幽霊;幽霊を科学する―ゴシックの時代;幽霊の土俗化―中世末期;幽霊の姿形)

著者等紹介

杉崎泰一郎[スギザキタイイチロウ]
1959年東京生まれ。1989年上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。専攻は西洋中世史。現在、中央大学文学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

2
(図書館)読了2021/03/03

hiro6636

1
中世の怪奇譚がいっぱい。2020/12/19

滑稽ウツボ

1
中世ヨーロッパではキリスト教が絶大な影響を持っていたために、土着の信仰や怪物譚もキリスト教的な教訓譚に変化していった過程が見られて興味深かった。本書で言及されていた数々の中世ヨーロッパの説話集もいずれ機を見て読んでみたいと思う。2018/04/24

陽香

0
200207292013/02/04

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