内容説明
本書においては、まず第一に、取り扱う方程式を主に１階微分方程式と２階線形微分方程式に絞り込み、微分方程式とは何であるかが的確に理解できるように、またその解法を容易に習得できるように丁寧かつ具体的に説明することを心掛けた。第二に、面倒な計算が本質の理解の妨げとなることがないように、例題、問題などを解く際に必要な計算はできるだけ簡潔になるように工夫した。第三に、この本を読むために必要とする数学的前提を極力少なくした。
目次
第１章 序論（微分方程式入門）
第２章 １階微分方程式（変数分離形微分方程式；１階線形微分方程式；全微分方程式）
第３章 定数係数２階線形微分方程式（同次方程式；非同次方程式；高階線形方程式；変数係数線形方程式）
第４章 １階連立線形微分方程式（高階線形微分方程式への変換；行列の対角化の応用）
