出版社内容情報
未曾有の敗戦、そして占領。危機の時代に対峙した<大いなる精神>を、折々の心情溢るる御製を手掛りに繙く著者渾身の力作評伝。 未曾有の敗戦、そして占領という危機の時代に対峙したその<大いなる精神>とはいかなるものであったのだろうか? 占領という名の追撃戦??日本人の精神的武装解除に対しては孤独な抵抗を貫き、自らの<つとめ>として靖国神社御親拝、沖縄行幸を果たせなかったことを憂慮され続けた昭和天皇。 「雨が続いているが、稲の方はどうか」。 最期の病床にありがらも国民に呈する慈愛に満ちた大御心……。 御誕生から軍部の独走、大東亜戦争へ、そして一転して復興・高度成長という激動の<昭和の御代>を辿りつつ、常に国民と共にあられた昭和天皇の足跡を明らかにしていく。 目次より、●御幼少時代 ●東宮御学問所 ●摂政御就任 ●践祚、そして難問続出 ●昭和の動乱(一)??運命の転換点 ●昭和の動乱(二)??支那事変 ●大東亜戦争 ●戦争をめぐる二つの詔書 ●停戦、そして泰平の世へ ●崩御 <昭和>を、折々の心情溢るる御製を手掛かりに繙く力作評伝である。 ●第1章 御幼少時代 ●第2章 東宮御学問所 ●第3章 摂政御就任 ●第4章 践祚、そして難題続出 ●第5章 昭和の動乱(一)??満州に忍び寄る暗雲 ●第6章 昭和の動乱(二)??国際的孤立化への途 ●第7章 大東亜戦争 ●第8章 戦争をめぐる二つの詔書 ●第9章 停戦、そして泰平の世へ ●終章 崩御
内容説明
未曾有の敗戦、そして占領という危機の時代に対峙したその「大いなる精神」とはいかなるものであったのか?“占領という名の追撃戦”に対して孤独な抵抗を貫き、自らの「つとめ」として靖国神社御親拝、沖縄行幸を果たせなかったことを憂慮され続けた昭和天皇。「雨が続いているが、稲の方はどうか」最期の病床にありながらも国民に対する慈愛に満ちた御心。折々の心情溢るる御製を手掛りに繙く力作評伝。
目次
御幼少時代
東宮御学問所
摂政御就任
践祚、そして難題続出
昭和の動乱(満洲に忍び寄る暗雲;国際的孤立化への途)
大東亜戦争
戦争をめぐる二つの詔書
停戦、そして泰平の世へ
崩御