出版社内容情報
ルワンダ大量虐殺を生き延びた女性奇跡の実話。
1994年、ルワンダ。100日間で100万人のツチ族が虐殺された。トイレの隅で神との対話を力に生き抜いた女性の衝撃の手記。
想像を絶する恐怖と苦悩と悲しみを乗り越えたこの若き女性の物語は、読む人を深い共感と感動の渦に巻き込み、気づきと勇気を与えずにはいない実話である。
▼著者イマキュレー・イリバギザは、「永遠の春」と呼ばれた彼女の愛する国で、愛情あふれる家族に囲まれて育った。しかし、1994年、ルワンダで起こった大量虐殺で、彼女の家族も惨殺されてしまう。隣人や友人だったフツ族が襲いかかり、100日間で100万人のツチ族が虐殺されたのだ。大鉈やナイフを持った殺戮者が「皆殺し」を叫び、生き残りを探す中、牧師の家の狭いトイレに7人の女性と身を隠し、奇跡的に生き延びた著者。どこからも助けは来ない。迫り来る恐怖と空腹に負けず、彼女は父の教え、祈りの力に気づき、神様と対話しながら希望の光を灯し続けた。救助後にも襲ってくる試練を克服し、虐殺者をも許す境地に達する……。
▼『夜と霧』『アンネの日記』を髣髴させる、心を揺さぶる感動の書。全米ベストセラー。
●第一部 嵐がやってきた
●第二部 隠れ家へ
●第三部 新しい道
内容説明
1994年、ルワンダ。隣人が、友人が、殺戮者と化し大鉈・ナイフを手に、「皆殺し」を叫ぶ!小さなトイレに身を隠し神との対話だけを力に、奇跡的に生き抜いたツチ族女性の世界を震撼させる恐怖と感動の手記。
目次
第1部 嵐がやってきた(永遠の春;立ち上がる;より高い学び ほか)
第2部 隠れ家へ(トイレに隠れる;怒りと戦う;許すことの難しさ ほか)
第3部 新しい道(自由の痛み;ダマシーンの手紙;慰めのキャンプ ほか)
著者等紹介
イリバギザ,イマキュレー[イリバギザ,イマキュレー][Ilibagiza,Immacul´ee]
ルワンダに生まれる。国立大学で電気工学を学ぶ。1994年の大虐殺で両親と兄、弟を失う。1998年、アメリカに移住し、ニューヨークの国連で働き始める。彼女は、虐殺や戦争の後遺症に苦しむ人たちを癒すことを目的とした「イリバギザ基金」を設置しようとしている。現在、夫のブライアン・ブラックと二人の子どもたち(ニケイシャとブライアン・ジュニア)と共にニューヨーク州に住む
アーウィン,スティーヴ[アーウィン,スティーヴ][Erwin,Steve]
作家で、賞を受けたジャーナリストとして、活字、電波両方のメディアで活躍。現在、カナディアン・ブロードキャスティングで、外国特派員として働いている。妻でジャーナリストのナターシャ・ストイノフと共にマンハッタンに住む
堤江実[ツツミエミ]
立教大学文学部英米文学科卒業後、文化放送のアナウンサーとなる。その後、会社経営を経て、現在は著作、講演の他、自作の詩の朗読コンサートで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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新地学@児童書病発動中
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