内容説明
「神の復讐」とは何か?具体的な論証と精緻な思惟で考察した、近代国家と宗教に関する基本図書。
目次
序章 宗教とはなにか(ウェイコの惨劇;終末論はなぜ人を引き付けるのか ほか)
1 宗教改革と近代(宗教改革の背景と周辺;宗教改革の意味 ほか)
2 フランス革命と教会(啓蒙主義の時代;フランス革命と教会 ほか)
3 ロシア革命と宗教の命運(近代国家と教会;東方正教圏と近代)
終章 「神の復讐」は始まったか(世俗化とヴァティカン公会議;キリスト教の復興を求めて ほか)
著者等紹介
森安達也[モリヤスタツヤ]
1941年生まれ。元東京大学教養学部教授。専攻、スラヴ文化史・キリスト教史。94年没
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感想・レビュー
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どらがあんこ
14
高校世界史であまり触れられない近代以降のキリスト教を見る際、社会制度からという語り口は必要なのだなと。現代の習慣との断絶はどこから来てるのかわかるのは面白い。2019/03/15
hobby no book
1
教会権力とフランス革命、ロシア革命の関わりが書かれており興味深かった。個人的には引用元の文献に興味深いものが多かったので、渉猟していきたい。2013/07/11
guanben
0
本願寺とドンパチやり、仏教を政治の場所から引きづり下ろしたノブナガって、やはり日本人ばなれした人だったんだな。2016/03/05