平凡社ライブラリー
源頼朝像―沈黙の肖像画

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582765779
  • NDC分類 721.024
  • Cコード C0370

内容説明

鎌倉幕府を開き、武家政治を開始した武将にふさわしい像容を表わして著名な京都・神護寺伝来の源頼朝像は、本当に頼朝なのだろうか。画法、服飾、文献などの緻密な再検討によって、美術史上の常識を覆しながら、その実像に迫る。

目次

序 神護寺源頼朝像の今
1 肖像画の場―世俗人物像の場合
2 頼朝像の顔かたち、姿かたち
3 神護寺画像の名前―像主を求めて
4 頼朝像の画風と制作年代
5 「源頼朝」像は何を語りはじめるのか

著者等紹介

米倉迪夫[ヨネクラミチオ]
1945年生まれ。東京芸術大学大学院修士課程修了。東京国立文化財研究所を経て、上智大学国際教養学部教授。専攻、日本中世絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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umeko

6
書かれている人物が本当は誰であれ、あらゆる視点からアプローチすることで、1枚の肖像画に奥深さと広がりを感じた。しかし、やはりこの人物が頼朝なのか、興味は尽きない。2013/11/05

jdrtn640

2
外堀を埋めてから、先行研究を整理して、いよいよ本論へと!これほど論理的な文章を久しぶりに読んだ。なお、wikipediaの神護寺三像の項が本書以後にもやたらと詳しいので、そちらも参照するのが吉。2015/06/30

mizu

1
この間読んだ奴の詳しい版って感じかな。通説はひっくりかえるのかなぁ〜。2011/10/31

いちはじめ

1
国宝でもある神護寺の源頼朝像が、実は別人を描いたものだという論考。自分は美術史には疎いので、正否を判断するだけの知識に欠けるが、説得力があるように感じた。2007/10/26

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