東洋文庫<br> 知恵の七柱 〈1〉

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東洋文庫
知恵の七柱 〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 364p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582801521
  • NDC分類 936
  • Cコード C0123

出版社内容情報

落日のオスマン帝国の桎梏のもと,アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンス。あまたの毀誉褒貶に包まれる彼の真情を吐露した回想録。第9回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第1巻は,アラブ反乱の基礎を論じた序の巻と,アラビアへの初訪問,フェイサルの北方計略,メディナ鉄道への襲撃を語る第一から三巻までを収録。巻末に解説を付す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えぐざいる

1
年末の図書館目ぼしい本は貸し出し中で手に取りました。旅行記にはいつの間にか著者の視点になって自分が旅している気持ちになる楽しさがあります。この特異な人物にも憑依して頁とともに砂漠を旅するのは、ストーリーと同じく忍耐を要しながら楽しみました。戦時下の思惑入り乱れるアラビア半島の登場人物とのやり取りの緊張感や、その中で不似合いな役割に陥っていくロレンスの気持ちの変化、そして何よりアラビアの過酷・極端にして魅力的な美しさに引き込まれます。悲劇的な終末を知っているだけに、ロレンスやアラブ人の希望的表現が悲しい2011/01/04

足々タリ

0
第一次世界大戦中、トルコ(オスマン帝国)に対して反乱を起こしたアラブ人側にイギリスから参謀として送り込まれたT・ロレンスの回顧録。本書はベトナム戦争時にベトコンに愛読されていた戦記、そして戦術書と言われている。遠回しで難解な文であるが、アラブ人達を深く理解し、その機動力・部族単位の性質を利用して彼らの能力を最大限に発揮していることに驚かされた。病理後の鉄道牽制の案などは今でいうトレードオフを利用したもので特に好きである。2015/06/01

gen

0
図書館で借りたが、途中までしか読めずに返却。まだ面白さがわかるところまで来ていない。いつか再挑戦したい。2021/04/12

tkm66

0
もう読み通す根性がない①

みねお

0
この本を購入したのは実は私が大学4年生の頃、実に27年も前になる。当時卒業論文のテーマに「アラビアのロレンス」を選んだ関係で、そのロレンスが綴った第一次大戦時のアラブの反乱に参加した時の記録。よくもまあこんなに細かいところまで記録していたもんだと、驚かされるが、現代の中東問題の原点が既にここにある。2019/03/28

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