感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AR読書記録
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オランダ商館長の日記を読んでいると、どうしても宣教師・キリシタン(への迫害・殉教)に意識を向けざるをえません。というわけで、とりあえずタイトルから読んでみたのがこちら。なんですが、宣教師たちの有り様そのものというわけでなく、布教に使われた書物から、どのようにキリストの教えが翻訳され日本人に伝えられたか、どのような思いがそこに込められていたかを読み解く内容でした。が、確かになぁ。言葉もよくわからないところから、新しい概念を伝えようっていうのは、そこに費やされた思考・努力等ものすごいことだなあと思うわけです。2016/05/02