叢書・ウニベルシタス
実質的現象学―時間・方法・他者

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  • サイズ B6判/ページ数 251,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588006807
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

出版社内容情報

フッサールの問題構成およびその展開としての〈歴史的現象学〉に対する批判。現象学の可能性をめぐる問題として,現象学の定義=概念そのものを根源的に問う。

内容説明

フッサールの問題構成およびその展開としての“歴史的現象学”に対するアンリの批判的論考。現象学の可能性をめぐる問題として、現象学の定義(概念)そのものを根源的に問う。

目次

緒言 現象学の問い
第1章 ヒュレー的現象学と実質的現象学
第2章 現象学的方法
第3章 共‐パトス(フッサールの『第五デカルト的省察』についての諸反省;共同体の現象学のために)

著者等紹介

吉永和加[ヨシナガワカ]
1968年生まれ、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中退(哲学専攻)。現在、大阪大学大学院文学研究科助手

中敬夫[ナカユキオ]
1955年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。京都大学文学部(哲学)研修員を経て、現在、愛知県立芸術大学美術学部助教授

野村直正[ノムラナオマサ]
1954年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。現在、京都産業大学非常勤講師
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T.Y.

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これも原書で読んだもの。アンリの著作ではフッサールについて一番詳細に論じられているのがポイントか。第3論文「共-パトス」において、間主観性に関する考え方は『現出の本質』や『精神分析の系譜』と比べるとはっきり変化しているのが分かるが、この問題を十分に論じるというよりは最後の最後で基本的な考えを提示するに留まった感が強い。

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