出版社内容情報
フン族の歴史を東西ローマ帝国や周辺?民族との争闘やアッティラ王の治世を中心に復元し,『ローマ帝国衰亡史』と表裏をなす古代ヨーロッパ史の闇に光を当てる。
内容説明
闘いに明け暮れ、5世紀中葉に中央ヨーロッパにまたがる一大帝国を築いたフン族の歴史を、東西ローマ帝国や周辺民族との争闘、アッティラ王の治世を中心に復元し、『ローマ帝国衰亡史』と表裏をなす古代ヨーロッパ史の闇に光を当てる。
目次
第1章 史料
第2章 アッティラ以前のフン族史
第3章 アッティラ以前のフン族社会
第4章 アッティラの勝利
第5章 ドナウ国境地での和平
第6章 アッティラの敗北
第7章 アッティラ治世下のフン族社会
第8章 ローマの外交政策とフン族
第9章 結論
著者等紹介
トンプソン,E.A.[トンプソン,E.A.][Thompson,E.A.]
1914年、アイルランド南部のウォーターフォードに生まれる。トリニティ・カレッジで古典文学を学び、1936‐37年、4世紀のアルカディア人に関する論文を書く。その後、歴史家アンミアヌス・マルケリヌスに関心を寄せ、彼を足がかりに古代史研究をライフワークとする。スウォンジー大学、ロンドン・キングス・カレッジで教鞭をとる。1948年から1979年までノッティンガム大学で古典学教授をつとめる。1994年死去
木村伸義[キムラノブヨシ]
1931年生。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒業。タイ語専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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