映像情報論

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621071403
  • NDC分類 778
  • Cコード C0036

内容説明

合成写真のような単純なトリック、国家的戦略のもとに行われた大規模な情報操作―。本書では、それが一過性の娯楽的産物であれ、また思想やイデオロギーを伝達するための表象手段であれ、映像を用いることによって生み出される社会的事実、すなわち「映像イベント」が、実は、我々の現代史を構成する上で大変重大な役割を演じていることを、テレビメディアから写真、映画に至るまで、映像メディア全般にわたる様々な事例を取り上げながら深く考察する。待望された「映像情報論」。

目次

第1章 写真の登場と近代社会
第2章 映画の誕生―現実と虚構の間で
第3章 社会を凝視する眼
第4章 サイレント映画の相貌
第5章 映像とプロパガンダ
第6章 メッセージとしてのテレビ
第7章 新現実と新しい波
第8章 テレビ時代の虚と実
第9章 映像の共時性と通時性

著者等紹介

今村庸一[イマムラヨウイチ]
1956年東京都生まれ。東京大学大学院社会学研究科修了。専門は映像ジャーナリズム論。放送作家として情報系番組やスポーツ番組などの企画や構成を数多く担当。また、作家・ジャーナリストとして雑誌や新聞にコラムやルポを多数執筆。現場の豊富な経験をもとに映像メディアを鋭く分析している。現在、駿河台大学文化情報学部教授。日本国際政治学会会員、日本マス・コミュニケーション学会会員。放送批評懇談会理事
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