Minerva21世紀ライブラリー<br> 政治哲学の復権―アレントからロールズまで

Minerva21世紀ライブラリー
政治哲学の復権―アレントからロールズまで

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  • サイズ B6判/ページ数 284,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623028542
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C3336

出版社内容情報

【内容】
政治哲学は、政治社会の在り方の探求と政治的事象の本質を掴むことである。本書は、アレント、シュトラウス、フェーゲリン、ポパー、オークショット、ロールズという、6人の代表的政治哲学者の思索を読み解く中から、20世紀の政治的経験を歴史的・哲学的パースペクティヴから解明する。

【目次】
序 章 政治哲学とは何か
 1政治哲学の問題関心/2政治哲学の方法/3政治哲学の基礎
第1章 ハンナ・アレント――政治の意味
 1哲学から政治へ/2全体主義批判/3政治の原像/4公的 空間の復権/5複数性という尺度
第2章 レオ・シュトラウス――自然の陶冶
 1古典の教師/2政治哲学の擁護/3自由主義をめぐって/ 4自然概念の哲学的含意/5一般教養教育の意味
第3章 エリック・フェーゲリン――実存の精神的次元
 1人間精神の探究者/2人間の実存の理論的位相/3古典的 政治学の現代的意義/4存在の神的基盤と歴史的認識/5グ
 ノーシス主義批判/6ユートピアの拒否
第4章 カール・ポパー――開かれた精神と開かれた社会
 1「開かれた社会」の用法/2科学と批判的精神/3閉ざさ れた社会と開かれた社会/4知識の成長と理性の相互交流/ 5「開かれた社会」と文明
第5章 マイケル・オークショット――保守主義と政治
 1保守主義との関係/2歴史の見方/3市民的結社の理論/ 4保守的政治観/5保守主義の問題性
第6章 ジョン・ロールズ――正義論の射程 
 1理論的背景/2正義論の再構築/3格差原理と福祉政策/ 4市民的不服従と立憲民主体制/5理論の性格   
終 章 政治哲学の再構成のために
 1根源的な問い/2多様性と対等性/3非暴力の意味/4文 明のかたち
あとがき
文献案内/人名・事項・書名索引

内容説明

政治哲学は、政治社会の在り方の探求と政治的事象の本質を掴むことである。本書は、6人の代表的政治哲学者の思索を読み解く中から、20世紀の政治的経験を歴史的・哲学的パースペクティヴから解明する。

目次

序章 政治哲学とは何か
第1章 ハンナ・アレント―政治の意味
第2章 レオ・シュトラウス―自然の陶治
第3章 エリック・フェーゲリン―実存の精神的次元
第4章 カール・ポパー―開かれた精神と開かれた社会
第5章 マイケル・オークショット―保守主義と政治
第6章 ジョン・ロールズ―正義論の射程
終章 政治哲学の再構成のために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デンプシー

1
読むのが楽しくてあっという間に読み終わった。普段なかなか目にする機会のない政治哲学者の考えに触れることが出来たのは、とても良かった。特に気になった点について記しておく。アーレントの「活動」による幸福は、ペイトマンの参加民主主義と親和性が高そう。シュトラウスの自由主義や自然的正義についての考えは、コミュニタリアニズムに近いものがあるが、何か関係はあるのだろうか。オークショットの合理主義批判を読んでいて、ふと福沢諭吉の「実学」に対する考察の存在を思い出した。今は両者ともよく知らないが、いずれ比較してみたい。2022/06/05

Ryueno

0
フェーゲリンの部分がわかりにくかった…。しかし、全体を通してみるとわかりやすく書かれており、思想系の本のわりにはすらすら読めたかな。2010/07/22

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