出版社内容情報
【内容】
わが国においても、近年「スコットランド啓蒙」に対する関心が高まり、研究業績の蓄積もかなりの数にのぼっている。
本書は、英米思想史研究に大きな影響を与えているJ・ポーコックの問題提起、とりわけ「シヴィック・ヒューマニスト・パラダイム」(共和主義思想)の紹介を通して、スコットランド啓蒙の系譜とその歴史認識の発展を跡づける。
【目次】
まえがき
第I部 ポーコックとシヴィック・ヒューマニズム
第1章 ポーコックとシヴィック・ヒューマニズム
第2章 ポーコック思想史学とスコットランド啓蒙
第3章 政治言語のパラダイムの歴史──ポーコックの方法
第II部 スコットランド啓蒙への視野
第4章 スコットランド啓蒙における「社会変動」の認識
第5章 スコットランド歴史認識の発展──ヒューム、スミス、ミラー
補論1 スコットランド啓蒙と経済学
補論2 スコットランド啓蒙──最近の海外の研究動向
内容説明
本書は、思想史的展望を求めて書かれた展望的、研究サーヴェイ的論文である。わが国でも広く関心をもたれ始めてきたジョン・ポーコックの仕事の紹介と、スコットランド啓蒙についての展望的であるとともに総括的な論議とから成っている。
目次
第1部 共和主義思想史への視野(ポーコックとシヴィック・ヒューマニズム;ポーコック思想史学とスコットランド啓蒙;政治言語のパラダイムの歴史―ポーコックの方法)
第2部 スコットランド啓蒙への視野(スコットランド啓蒙における「社会変動」の認識;スコットランド歴史認識の発展―ヒューム、スミス、ミラー)