Minerva人文・社会科学叢書<br> 紀律と啓蒙―フリードリヒ大王の啓蒙絶対主義

Minerva人文・社会科学叢書
紀律と啓蒙―フリードリヒ大王の啓蒙絶対主義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 163,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623030996
  • NDC分類 234.05
  • Cコード C3332

出版社内容情報

【内容】
啓蒙絶対主義の歴史的意義とは何なのか。啓蒙絶対主義の革新性は、単なる国制や法制度の改革という次元を超えた、心性への働きかけにある。その最大の遺産である祖国愛の情念を、人類は二世紀余を経た今もなお制御できないでいるのではないか。本書は「紀律」と「啓蒙」をキーワードにプロイセンのフリードリヒ大王の思想体系と統治システムの構造を解明する。

【目次】
序章 啓蒙主義と社会的紀律化との相補的関係

1. 『反マキアヴェリ論』――啓蒙絶対主義の綱領
2. 統治実務の経験と理論的深化
3. 心性の構造変化 ――自己愛から祖国愛へ
4. 軍隊・監獄・学校 ――啓蒙と紀律化の「場」として
5. プロイセン一般ラント法の精神

終章 祖国愛のゆくえ
あとがき

ドイツ語要旨
本書で用いたフリードリヒ大王の主な著作
索引

内容説明

啓蒙絶対主義の革新性は、単なる国制や法制度の改革という次元を超えた、心性への働きかけにある。その最大の遺産である祖国愛の情念を、人類は二世紀を経た今もなお制御できないでいるのではないか。本書は、その心性の構造を変化させた新しい「啓蒙絶対主義のプログラム」を解明する。

目次

序章 啓蒙主義と社会的紀律化との相補的関係
第1章 『反マキアヴェリ論』―啓蒙絶対主義の綱領
第2章 統治実務の経験と理論的深化
第3章 心性の構造変化―自己愛から祖国愛へ
第4章 軍隊・監獄・学校―啓蒙と紀律化の「場」として
第5章 プロイセン一般ラント法の精神
終章 祖国愛のゆくえ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

5
啓蒙専制君主あるいは啓蒙絶対主義。啓蒙主義が後の市民革命の思想的背景になった事を考えれば、「啓蒙」と「専制君主」は相矛盾するようだが、"社会の紀律化"の概念を持ち込めば二つは両立するという。そこで、啓蒙絶対主義の思想家であり、実践者でもあるフリードリヒ大王をその著書を紐解きながら論じていく。同著者の大王伝が面白かったので、本書へと読み進めてみたが、今回は失敗だった。まず、一般読者を対象としていないし(学位論文だった!)、その時代の基礎知識ありを前提としているし、文章硬いし(学位論文だもん)。2020/01/30

taskun

0
章分けが分かりやすく適度な長さで読みやすかった。邦訳のない大王の著作からの引用が結構あり貴重だが、註での凡例の書き方が読みづらいのが残念。2010/06/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/72593
  • ご注意事項

最近チェックした商品