内容説明
好評だった『地域構造の理論』(1990年)刊行から10年余が経過した。この間、経済地理学をめぐる理論動向は変化をみせてきており、新たな理論をも取り込むことが求められている。本書では、日本の経済地理学(地域構造論)の体系を軸に、それぞれの分野の基礎理論と最新の理論的成果をわかりやすく解説する。
目次
第1部 地域構造論総論(地域構造論の軌跡;地域構造論の方法 ほか)
第2部 経済社会の転換と地域構造(産業構造変動と地域構造;流通革新と地域構造 ほか)
第3部 産業配置論(産業配置と企業空間;立地論の展開と課題 ほか)
第4部 地域経済論(地域経済論の課題と展望;空間的分業とコミュニティの論理 ほか)
第5部 国土利用論と地域政策論(公共投資と地域問題;廃棄物問題とリサイクル ほか)
著者等紹介
矢田俊文[ヤダトシフミ]
1941年生まれ。1964年東京大学教養学科卒業。1971年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。九州大学名誉教授、北九州市立大学学長
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