出版社内容情報
三月前期(1815~1848年)のプロイセンにおける社会政策[工業労働者保護]と中間層政策[手工業者保護]の展開の特徴を考察して、プロイセン国家の政治的構造を解明する。
内容説明
本書は、三月前期のプロイセンにおける社会政策「工場労働者保護」と中間層政策「手工業者保護」の展開の様相の特徴を考察することにより、政策主体であるプロイセン国家の政治構造「選挙制度と権力分立のあり方」の特質を究明することを課題としている。
目次
第1部 三月前期における政策展開と官僚的絶対主義国家(三月前期における「社会問題」;三月前期のプロイセンにおける社会政策の開始=一八三九年の児童保護規定;三月前期のプロイセンにおける中間層政策の開始=一八四五年の営業令と身分制的伝統の維持;三月前期のプロイセンにおける官僚政治の相対的自律性と州議会=身分的伝統の維持;自由主義的経済政策の展開と州議会との矛盾=合同州議会の創設と唯一の国家身分たる官僚の地位の喪失)
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