内容説明
旧「満洲」の政治・経済・外交を、世界史的視野で考察し、問題を提起する意欲的論集。
目次
1 経済と組織(両大戦間期の天図軽便鉄道と日中外交;東亜勧業株式会社の歴史からみた近代中国東北地域―日本の大陸進出にみる「国策」と「営利」;中国東北地域における大豆取引の動向と三井物産 ほか)
2 外交と国際関係(満洲国の“外務省”―その組織と人事;スターリンと中東鉄道売却;リュシコフ・リスナー・ゾルゲ―「満洲国」をめぐる日独ソ関係の一側面 ほか)
3 戦後の中国東北地域、一九四五~四九年(国民政府統治下における東北経済;戦後ソ連の中国東北支配と産業経済;戦後満洲における中共軍の武器調達―ソ連軍の「暗黙の協力」をめぐって ほか)
著者等紹介
江夏由樹[エナツヨシキ]
1951年生、一橋大学大学院経済学研究科教授
中見立夫[ナカミタツオ]
1952年生、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
西村成雄[ニシムラシゲオ]
1944年生、大阪外国語大学外国語学部教授
山本有造[ヤマモトユウゾウ]
1940年生、京都大学名誉教授、中部大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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