出版社内容情報
目次 富士山信仰と修験道(富士山信仰の発生と浅間信仰の成立/富士修験道) 富士講の成立と発展(近世末期の修験と富士講/富士講/富士と民俗/富士講と呪術) 富士浅間信仰と御師 参行六王・小谷三志と不二道 新宗教への変容【ほか】
内容説明
霊峰富士山の信仰に関する研究は,この山の知名度に比してその数は比較的少ない。本書は、富士山信仰の発生と浅間神社の成立、富士講・御師の問題など、富士浅間信仰の発生からその展開・変容の過程を、最新の研究成果に基づき、はじめて体系的に明らかにする。
目次
第1篇 富士山信仰と修験道(富士山信仰の発生と浅間信仰の成立;富士修験道)
第2篇 富士講の成立と発展(近世末期の修験と富士講;富士講;富士と民俗―富士塚をめぐって;南武蔵・相模の富士塚;南武蔵・相模の行者たち;北武蔵の富士講―マル正講の地域と歴史;江戸富士講の房総への進出;富士講と呪術)
第3篇 富士浅間信仰と御師(吉田御師の成立と近世におけるその活動)
第4篇 参行六王・小谷三志と不二道(不二道の歴史観―食行身禄と参行六王の教典を中心に)
第5篇 新宗教へ変容(実行教と不二道孝心講;明治前期における富士講の糾合と教派神道の活動)
第6篇 富士浅間信仰の研究成果と課題