内容説明
裁判官として永年医事訴訟に取り組んだ著者が、京都大学での講義経験をもとに医療裁判の過程・ポイントを具体的に語る。医事訴訟に取り組む法曹・市民やロースクールの学生に好評の入門書。続篇で要件事実についての解説を充実。
目次
第1章 医事訴訟
第2章 医事裁判の開始
第3章 医師責任の追及とその態様
第4章 医師の責任を肯定するための要件事実
第5章 説明義務違反の要件事実
第6章 訴訟における事実審理
第7章 裁判所の事実認定
第8章 損害の算定
第9章 医療事故訴訟の判決
第10章 これからの医事訴訟
続篇 裁判実務への架橋
著者等紹介
稲垣喬[イナガキタカシ]
1931年和歌山県に生まれる。1954年大阪大学法学部卒業。1957年東北大学法学部卒業。1961年東北大学大学院法学研究科修了。札幌地裁判事、大阪高裁判事等を歴任。1992~95、98、99年京都大学大学院法学研究科非常勤講師。現在、弁護士、京都大学法学博士。交通事故紛争処理センター審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。