内容説明
私たちにとって最も大きな関心は、教育行財政的なことがらではなく学校の教師の一人ひとりのあり方なのである。教育荒廃というおぞましい言葉にこめられている意味は、今日の教師の教育学の関する知識や教育技術の保有量が乏しいということではない。そうではなく、残念ながら個人格としての教師のありようが、その適格性が私たちの希望している教師像と大きな不一致を示していることが問題なのである。
目次
第1章 教師の社会的地位
第2章 教師と父母の人間関係
第3章 教師の家庭生活
第4章 組織の中の教師
第5章 地域の中の教師
第6章 教師の性と性教育
第7章 教師の非行・犯罪と自殺
第8章 教師の養成
終章 明日の教師へ