日本中世の禅と律

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  • サイズ A5判/ページ数 252,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642028301
  • NDC分類 188.82
  • Cコード C3021

内容説明

政治権力と密着しつつ、社会救済活動も行った禅・律僧に注目。官僧・遁世僧体制論を提起し、中世仏教史を再構築する。諸国安国寺・利生塔研究や西大寺叡尊像納入文書「授菩薩戒弟子交名」「近住男女交名」翻刻は貴重。

目次

中世仏教史研究の歩み―官僧・遁世僧(白衣・黒衣)体制モデル
1 律宗の世界(中世律僧とは何か―興福寺大乗院と西大寺末寺;叡尊の思想―釈迦信仰と悉有仏性説を中心に;夢記の一世界―好相日記と自誓受戒;西大寺叡尊像に納入された「授菩薩戒弟子交名」と「近住男女交名」)
2 禅宗の世界(渡来僧の世紀―建長寺開山蘭渓道隆;中世都市鎌倉と建長寺絵図の世界;いわゆる尾張国富田庄絵図をめぐって―絵図制作のなぞと絵図に見る宗教世界;安国寺・利生塔再考 ほか)

著者等紹介

松尾剛次[マツオケンジ]
1954年長崎県に生まれる。1981年東京大学大学院人文科学研究科博士課程を経て、現在、山形大学教授。同大学都市地域学研究所所長。日本仏教綜合研究学会会長。文学博士
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