内容説明
マンハイム思想の形成過程を新資料によりあとづけ、20世紀の社会学において知識社会学が果した役割を明らかにする。
目次
1 マンハイムの20世紀(世紀初頭ハンガリーと文化運動;ワイマール期ドイツと知識社会学;第二次大戦をはさんで―自由と民主的計画)
2 理論と批判(歴史主義と知識社会学の形成;知識社会学と「存在拘束性」理論―その再解釈の試み;インテリゲンチアの使命と選択の道)
3 マンハイムと同時代人(使徒から異端者へ―G.ルカーチとの歩み;「粉飾された唯物論」―A.ヴェーバーの懐疑;価値相対化への反発―E.R.クルツィウスの怒りと偏見 ほか)