出版社内容情報
60歳で日本の大学を退職しセブ島の大学に日本研究センターを開設、教鞭をとっている著者の奮闘を生き生きと伝えるとともに、フィリピン史、政治制度を憲法学者の視点で詳細に論じた独自のフィリピン研究書。
まえがき
I部 私の体験したフィリピン社会
１章 南の島への旅立ち
１ 南の島への憧れ
２ 南の島の第一印象
３ 南の島の第二印象
４ 印象から行動へ
２章 日本への関心と誤解に応えて
１ 日本研究センターの設置へ
２ 日本研究センターの出発
３ 各方面の反響
４ センターでの講義の内容
５ 日本研究センターの存在意義
６ 不法占拠地での人権講義
３章 二〇世紀の終わりに
１ フィリピン法律家との討論
２ 日本人のボランティア活動
３ 独立一〇〇周年（一九九八年）
４ 憲法改正問題
５ フィリピン研究
II部 フィリピンの歴史
１章 バランガイの時代とスペイン植民地時代
１ 前スペイン時代（バランガイの時代）
２ スペイン植民地時代
２章 第一共和国とアメリカ植民地時代
１ フィリピン第一共和国
２ アメリカ植民地時代
３ 自治への戦い
４ 自治共和国前夜
３章 自治共和国時代と日本の占領
１ 自治共和国時代
２ 日本占領時代
３ 第二共和国時代
４ 自治共和国の復活
４
目次
１部 私の体験したフィリピン社会（南の島への旅立ち；日本への関心と誤解に応えて；二〇世紀の終わりに）
２部 フィリピンの歴史（バランガイの時代とスペイン植民地時代；第一共和国とアメリカ植民地時代；自治共和国時代と日本の占領；第三、第四共和国時代；第五共和国時代）
３部 フィリピンの政治制度
著者等紹介
萩野芳夫［ハギノヨシオ］
１９５２年京都大学法学部卒業、法学博士。高知短期大学、滋賀大学、鹿児島大学、南山大学、サン・カルロス大学、セブ大学を経て現在、関東学院大学大学院教授
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