ルソー 平等主義的自由論研究―救済神学のポリティカリゼーションのなかで

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ルソー 平等主義的自由論研究―救済神学のポリティカリゼーションのなかで

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750316611
  • NDC分類 311.235
  • Cコード C0031

出版社内容情報

ルソーがどのように平等主義的自由論を形成したか。そして、なぜルソーは平等主義的自由論形成にこだわったのか。「政治哲学」の側面と「社会科学」の側面……これら2つをどのように統一するかという課題からルソーの政治思想を探る。

プロローグ ルソー以前
  ――近代政治思想における自由・平等観の意味
 (一) 救済神学のポリティカリゼーション
 (二) 政治思想における近代性
 (三) 神学的自由・平等観のポリティカリゼーション

第一章 カルヴァンの神学
  ――近代政治思想の祖型
 第一節 神学の民衆化
 第二節 カルヴァンの神学
 第三節 ルソーの政治思想へ

第二章 ホッブズからロックそしてルソーへ
  ――近代政治思想の課題
 第一節 近代政治思想の課題
 第二節 ホッブズの政治思想
 第三節 ロックの政治思想
 第四節 ルソーの政治思想
 第五節 ルソーの政治思想の意義 人権論の継承と拡大

第三章 ルソーの自由・平等観
  ――カルヴィニズムからリベラルカルヴィニズムへの変化のなかで
 第一節 ルソーの政治思想の特質――カルヴァン神学への反撥と継承
 第二節 『人間不平等起源論』――反アルミニアン的自由・平等観
 第三節 『社会契約論』――アルミニアン的自由・平等観
 第四節 一般意志と平等主義的自由論の今日的意義

第四章 ルソーの『政治経済論』
  ――新しい体章 ルソー対トクヴィル
  ――革命的平等主義者の自由観と保守的自由主義者の平等観
 第一節 〈平等のための戦い〉対〈自由のための戦い〉
 第二節 ルソー――革命的平等主義者の自由観
 第三節 トクヴィル――保守的自由主義者の平等観
 第四節 国家と市民社会の関係

第八章 体制変革の思想家ルソーと安藤昌益
  ――神義論的自然観と宇宙義論的自然観
 第一節 〈用在的自然観〉から〈自在的自然観〉へのパラダイム変換
 第二節 ルソーの神義論的自然観
 第三節 昌益の宇宙義論的自然観
 第四節 昌益の政治思想とポストモダン

エピローグ ルソー以後
  ――近代政治思想における自由・平等観の意義
 (一)ハイデッガーの哲学
 (二)丸山真男の政治思想

 終わりに
 初出一覧

目次

プロローグ ルソー以前―近代政治思想における自由・平等観の意味
第1章 カルヴァンの神学―近代政治思想の祖型
第2章 ホッブズからロックそしてルソーへ―近代政治思想の課題
第3章 ルソーの自由・平等観―カルヴィニズムからリベラルカルヴィニズムへの変化のなかで
第4章 ルソーの『政治経済論』―新しい体制像の模索
第5章 ルソーの政治思想とジュネーブの関係―平等主義的自由論とその形成基盤
第6章 ルソーの人民主権論に伏在する問題―ドラテの「ルソーにおける立法権と執行権の関係」を参考に
第7章 ルソー対トクヴィル―革命的平等主義者の自由観と保守的自由主義者の平等観
第8章 体制変革の思想家ルソーと安藤昌益―神義論的自然観と宇宙義論的自然観
エピローグ ルソー以後―近代政治思想における自由・平等観の意義

著者等紹介

土橋貴[ドバシタダシ]
1944年福島県会津若松市生まれ。1968年中央大学法学部法律学科卒。中央大学大学院法学研究科博士課程満期退学。専攻、政治学・政治思想史。現在、中央学院大学法学部教授中央大学法学部非常勤講師。公共性とデモクラシーの視点から17~18世紀ヨーロッパの政治思想をまたマキアヴェリからモンテスキューそしてルソーまでの自由論を研究中
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