内容説明
80人以上の逮捕者と5名の拷問死者をだし、戦前最大の言論思想出版弾圧事件といわれた横浜事件。その被害者として、戦後一貫して横浜事件の再審請求を求め続けた木村亨の全記録。
目次
第1部 再審請求―「人権を返せ!」の闘い
第2部 人権に国境はない
第3部 細川嘉六先生と横浜事件
第4部 語り続けて―講演抄
第5部 横浜事件を共に生きて
第6部 本を読む、本を作る
第7部 会員に支えられて―会報より
第8部 『横浜事件の真相』補遺―季刊誌『直』から
第9部 横浜事件のころ―一編集者の戦時日記
著者等紹介
木村亨[キムラトオル]
1915年10月20日、和歌山県東牟婁郡宇久井村に生まれる。中央公論社編集部に勤務していた1943年5月26日、神奈川県特高警察に検挙され、いわゆる横浜事件に連座。横浜事件の再審を求めて生き、第三次再審請求を目前にした1998年7月14日、永眠
松坂まき[マツザカマキ]
1949年、岩手県生まれ。1984年に木村亨の妻、正子が病死したのち亨と出会い、1992年結婚。亨の死後、横浜事件再審請求人を継承する
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