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目次
世界の学校を旅する―比較教育文化論への誘い
発言することを学ぶ学校―ドイツ
平等と多様性を尊重する学校―フランス
学力世界一の学校―フィンランド
多様化と格差拡大が進む学校―ロシア
「和諧社会」を目指す社会主義大国の学校―中国
教育水準向上のための「優れた学校」―イギリス
魅力あふれる教育環境をもつ学校―オーストラリア
忠誠宣言のある学校―アメリカ
教育先進国を目指す学校―韓国
高学力・実力主義の学校―シンガポール
数々の改革を推進する学校―タイ
ガルーダを掲げる学校―インドネシア
貧困に立ち向かう学校―ブラジル
学歴社会下の受験中心主義の学校―ケニア
著者等紹介
二宮晧[ニノミヤアキラ]
1945年、鳥取県に生まれる。広島大学教育学部を卒業後、米国コネチカット大学にフルブライト留学後、広島大学大学院修士課程を修了。その後、文部省(大臣官房調査課)などを経て、広島大学大学院教授・広島大学副学長。主に比較・国際教育学、教育制度学を専門とし研究活動を行う一方、UMAP国際事務局次長などの要職を務め、幅広く社会活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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猫
2
世界で均一化が進んでいるとはいうものの、いくつかのパターンがあり、文化や環境による違いもあったりする、教育システム。どれがいい・悪いというわけではなく一長一短で、その国でよく機能したものがほかの国にも有効とは限らない感じ。ただ、学校教育は国を支える次の世代を育てることで、優秀で国を思う人間を育てることは国家としての最重要課題だと、どの国でも位置づけているのはよくわかる。自虐史観を教える日本の教師ってかなり異形じゃないのかな?…後、この手の本を読むと、ほんとに韓国は仲良くできない国なんだなと思ったり…2014/03/09
有無
1
日本は、何のシステムも変えるのを嫌がる。世界の学校を見て、少し視点を広げてみるのもいいだろう。それぐらい、学校って色んなシステムがあることがわかる。2011/10/02
ぽち
0
授業で貸していただいた本。私たちが何気なく送ってきた学生生活の経験をもとに、学校や教師に対する固定観念が生まれていたことに気付いた。例えば、時間割や登下校の時間、始業式や各行事など、各国によって多種多様な工夫がこなされている。また、教師のあり方も個性があって面白い。目まぐるしく世界が変化していく中で、これまでの固定観念と一度向き合い、変化を許容する姿勢も大切かもしれない。それにしても、夏休みがGHQのおかげでできたことには驚いた。ここからも、休みなく働くことを良しとする日本人の勤勉性が垣間見える気がする。2015/08/10