内容説明
近代スポーツから現代スポーツへ。高度化と大衆化に分裂した膨張のベクトル、そしてテクノロジーのイノベーション。現代スポーツに潜む本質的な課題と希望の可能性をスポーツの文化的存在論から探る。
目次
1 現代社会とスポーツ(健康ブームにひそむ危険;スポーツブームと企業戦略 ほか)
2 現代スポーツ論(対論 現代のスポーツ1―スポーツの変容;対論 現代のスポーツ2―スポーツの高度化 ほか)
3 スポーツ論の探求(スポーツ社会学が描く近代スポーツ;スポーツ文化と学校―カリキュラムに潜む再生産のコード(序説) ほか)
4 スポーツの未来展望(スポーツに未来はあるか;現代スポーツの課題―今、現代スポーツの何が問われているか;二一世紀のスポーツ・ビジョン;『体育』の名称論議:北米の先例と日本の選択 人文・社会科学の立場から―『スポーツ学』構想の冒険;対話のための新しいパラダイムを「身体性」に求めて)
著者等紹介
佐伯年詩雄[サエキトシオ]
1964年東京教育大学体育学部(体育社会学専攻)卒業。1968年東京教育大学大学院修士課程体育学研究科修了。平成国際大学教授、筑波大学名誉教授。専攻はスポーツ社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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