内容説明
本書は国際経済学の入門テキストであり、大学の２‐３年生を対象に書いてある。これまで上級の専門的テキストは数多く出版されているが、それらの一部も本書の参考文献として収録している。本書では日本経済が経験したり、現在直面しているような諸問題について国際経済学の基本的な考え方や分析について説明する。学生諸君の国際経済学の講義に対する要望は、理論的な分析はもとより具体的な内容で時事的なトピックに関して理論的側面と現実的側面の関連性を説明してほしいというものである。本書ではこのような学生諸君の希望もふまえながら、ただ説明を読んだり、用語の意味を理解したりというだけでなく、自分自身で現実の問題を整理して標準的な理論の応用、理解をしてほしいと考え、そのために章の終わりに復習のための練習問題をつけてある。
目次
第１章 貿易の考え方
第２章 貿易政策
第３章 直接投資とは
第４章 外国為替とは
第５章 為替相場の決定
第６章 国際収支と調整
第７章 国際通貨制度
第８章 国際資源と環境問題
