内容説明
かつて宇野弘蔵の弟子であった著者が、資本主義経済は、今後衰退の道を辿るとの認識にたち、このため旧ソ連型社会主義体制への批判的検討を通して、新しい社会経済システムの構想を提示する。
目次
序章 長期停滞はなぜ生じているか
第1章 なぜ今、マルクス主義か
第2章 経済学の巨匠達の社会主義への熱き思い
第3章 ソ連型社会主義に関する考察
第4章 ソ連型社会主義をめぐる諸見解の検討
第5章 市場社会主義論の源流の考察
第6章 市場と社会主義
第7章 社会主義と労働
第8章 現代におけるサービス・情報経済とその労働
第9章 社会主義社会とサービス・情報化
第10章 社会主義と民主主義の条件
著者等紹介
岡本磐男[オカモトイワオ]
1930年4月水戸市に生まれる。1953年3月学習院大学政経学部卒業。1959年3月東京大学大学院社会科学研究科博士課程の学科課程修了。1959年4月東洋大学経済学部に勤務。1970年4月東洋大学経済学部専任教授。1974年11月経済学博士(東京大学)。2001年3月東洋大学定年退職。現在東洋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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