内容説明
本書は、国際手形条約の法理論を研究対象とするものである。とりわけ、その中心概念である「保護される所持人」の地位について、詳細に比較法的考察を展開している。
目次
国際手形に関する国連条約の概要と特色
国際手形(小切手)条約草案における善意者保護制度の検討―UNCITRAL作業部会第九会期以降
所持人・保護される所持人の概念―UNCITRAL作業部会第九会期
国際手形条約草案と偽造裏書介在の効果―UNCITRAL作業部会第一一会期
国際手形条約最新草案と所持人の法的地位―UNCITRAL作業部会第一一会期以降
国際為替手形・約束手形に関する条約草案と白地手形―UNCITRAL作業部会第一一会期以降〔ほか〕