内容説明
原爆投下も、天皇の戦争責任をも論じてこなかった日本、抗日闘争勝利をもって独立史観を貫く韓国、未曾有の統一を成就し中国第一主義の著しい中国。錯綜する各国の歴史認識を明らかにし、歴史の共有と、アジア人意識の醸成にアジアの未来像を求める。
目次
1 日本・中国・韓国の歴史教科書事件と歴史認識
2 日本人・中国人・韓国人/朝鮮人の認識構造(日本人の認識構造;韓国人/朝鮮人の認識;中国人の認識構造)
3 日本・中国(・台湾)・韓国(・北朝鮮)の相互認識(韓国の日本認識;韓国人の朝鮮認識と南北朝鮮の統一;朝鮮・日本の相互認識;中国と韓国の相互認識;日・中の歴史認識;中国と台湾の相互認識;台湾と日本人の関係)
4 アジア人としての共通理解とアジア文化圏
著者等紹介
浦野起央[ウラノタツオ]
昭和30年日本大学法学部卒業。政治学博士。現在、日本大学法学部教授、日本アフリカ学会理事、日本国際政治学会理事、アジア政経学会理事、国際法学会理事を歴任、日本平和学会理事
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