中世水運史の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 1012/高さ 22cm
  • 商品コード 9784827311068
  • NDC分類 683.21
  • Cコード C3021

内容説明

本書『中世水運史の研究』は、中世水運史の基本的課題と問題点とをできるだけ幅広く彩り上げ、これを綜合的に論じて、近世水運史に聯げよあとしたものである。中世の交通史は形態の上から、人の往来(狭義の交通)・物資の運送・通信の三者に、また通路からは陸上交通・水上交通の二つに分類できるであろう。このうち人の往来の一面に就ては、先年『新稿社寺参詣の社会経済史的研究』により古代より近世末迄、一応これを通観した。従って本書は、物資の運送を中心とした中世の水上交通史である。

目次

序章 古代水運より中世水運へ―国船所考
第1章 荘園・公領の年貢輸送
第2章 中央と地方間の水運―荘園年貢を中心として
第3章 船旅考
第4章 水上運賃
第5章 海法と「兵庫北関入船納張」
第6章 関所の変遷
第7章 海難
第8章 荘園年貢輸送より商品輸送・流通へ
終章 近世水運の成立

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