江戸服飾史談―大槻如電講義録

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784829502808
  • NDC分類 383.1
  • Cコード C0021

内容説明

百年を経た今日でもなお新鮮さを失わない風俗史・服飾史入門。やさしい語り口で江戸の服飾の変遷を時期別に説く。明治31年に三越呉服店の依頼で行われた大槻如電の講演を、黄表紙・草双紙・合巻などの図版、用語・関連事項の解説を加えて、再編集。

目次

第1談 慶長・元和・寛永・正保・慶安・承応、およそ五十年
第2談 明暦・万治・寛文・延宝、二十五年
第3談 天和・貞享・元禄・宝永・正徳、三十五年
第4談 享保・元文・寛保、十三年
第5談 延享・寛延・宝暦・明和・安永・天明、四十五年
第6談 寛政・享和・文化・文政・天保、五十二年
第7談 天保・弘化・嘉永・安政・万延・文久・元治・慶応、およそ三十年

著者等紹介

吉田豊[ヨシダユタカ]
1933年福島県生まれ。1955年国学院大学文学部卒業。江戸文芸を趣味で通し、林美一氏に師事。生涯学習1級インストラクター(古文書)。現在は、早稲田大学エクステンションセンター、よみうり・日本テレビ文化センターの講師を務めている。『江戸かな古文書入門』(1995、柏書房)『寺子屋式古文書手習い』(1998、柏書房)、「チャレンジ江戸の古文書」シリーズ『街なか場末の大事件』『犬鷹大切物語』『大奥激震録』(編、1999~、柏書房)などの編著書のほか、林美一編『定本・浮世絵春画名品集成』(1996~、河出書房新社)の史料解読に協力する
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感想・レビュー

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Koning

8
明治31年の大槻如電の講演を起こした物に江戸研究家(といっていいんだろな、元陸相補で草紙物なんかの講師をしてるらしいので)の著者が図版と注釈を加えて現代人になんとか伝わるようにと作った本。長い江戸も時代劇でお馴染みの衣装なんて確かに後期以降の代物だし、そうした長い歴史を巧みな話術で聴かせた如電の講演そのものが聴きたくなったりするという副作用あり(録音はないようで、速記録が元らしい)。色々と目からうろこな話も多いんだけど、江戸の記憶を持つ人の語りとしても素敵な本でした。2013/07/03

なみ

1
江戸時代、紅白の横断幕の代わりに自慢の小袖を吊るしてお花見を楽しんだそうな。粋で優美な世界。2008/11/28

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