内容説明
本書は、社会問題の社会学的研究法の解明を意図する。著者N・ティムズは、マルクス主義的方法や社会病理学的方法とは別に、社会学一般の概念と方法を軸にして、社会問題研究における社会学の固有領域を体系的に明らかにする。それは、従来の研究法への批判であり,社会問題の基礎研究ともなる。著者は、犯罪、精神障害および家族を選択し、代表的な諸学説を紹介しつつ、具体的な社会問題への社会学的な取り組み方を示す。この点で、本書は、社会問題を主題とする社会学の概説書である。
目次
第1章 社会学と社会問題
第2章 社会問題にたいする社会学の研究法
第3章 社会学と犯罪
第4章 社会学と精神障害
第5章 家族と社会問題
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