出版社内容情報
●ムハンマド(モハメット)が、神の啓示を受けたのは、40歳の時だった
●ムスリム(イスラム教徒)は、朝起きて一番、寝る前に必ず「アラーの他に神なし。ムハンマドはその使徒なり」と唱える
●サウム(断食)は、子ども、妊婦、旅行中の者はする必要はない
●ムスリムの学校である「アル・アズハルモスク」(カイロ)が世界最古の大学といわれている
●イスラムの国では金曜日の正午は祈りにささげられ、商店や会社がすべて閉められる
●モスク(イスラム教の礼拝所)は、「ひれ伏す場所」という意味がある
●ムスリムの男性は、4人まで妻を持つことが許されていた
内容説明
イスラム教(イスラム)は今から1400年前、預言者ムハンマド(マホメット)が神(アラー)からの啓示を受けたことにより、現在のサウジアラビアにあたる地域に誕生しました。その啓示を記録したものが『コーラン(クルアーン)』とよばれる聖典です。イスラム教は、ムハンマドの弟子や後継者によって広められ、まもなくアラビア以外の地域にも伝わりました。ムスリム(イスラム教徒)にとって、イスラム教は人生そのものとなり、彼らの文化や社会を作り、導いてきました。イスラム教は世界中に広がり、今では10億以上の人々が信仰しています。
目次
イスラム教とは何か?
イスラムの起源
預言者の生涯
イスラムの基本的な教え
イスラム勢力の拡大
科学と知識
アフリカのイスラム教
礼拝
アジアのイスラム教
スーフィー
ハッジ(巡礼)
イスラムの帝国
イスラムの芸術
イスラム国家の出現
イスラムの女性たち
イスラムと欧米社会
イスラムの行事
現代のイスラム
著者等紹介
佐藤正英[サトウマサヒデ]
1936年生まれ。58年に東京大学文学部倫理学科を卒業後、同大学院人文学科研究科倫理学専攻博士課程修了。東京大学名誉教授を経て、現在、共立女子大学文芸学部教授を務める
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