内容説明
本書は、長年にわたって宮崎駿監督をはじめ制作スタッフ・関係者に丹念に取材してきた資料を集大成したもので、宮崎作品を14項目の視点から多角的に解析している。
目次
ルパン三世カリオストロの城
風の谷のナウシカ
天空の城ラピュタ
となりのトトロ
魔女の宅急便
紅の豚
もののけ姫
千と千尋の神隠し
ハウルの動く城
TVスポット・そらいろのたね
On Your Mark
くじらとり
コロの大さんぽ
めいとこねこバス
空想の空とぶ機械達
星をかった日
やどさがし
水グモもんもん
著者等紹介
叶精二[カノウセイジ]
映像研究家。「高畑勲・宮崎駿作品研究所」代表。02年より亜細亜大学講師として全学共通講義「アニメーションの世界」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokada_jnet
3
カリオストロからハウルまで(ジブリ美術館のみで公開の短編作品含む)。創作の元ネタ、制作の実態、公開後の評価と。過剰なまでの情報量で圧倒されます。ただし、そのせいか、誤植も多数。また、公開時に宮崎作品をけなした評価が「さらし物」的にとりあげられているのは、あまり、納得できません。2014/02/01
hirokazu
2
2006年刊。「カリオストロの城」から「ハウルの動く城」まで9作、加えて小編9作の宮崎監督作品の解説。宮崎氏のみに焦点を当てるのでは無く、原画、美術、音楽等制作スタッフの顔ぶれや、制作過程の変遷、原作との相違点などに重点が置かれた、史料性重視の「全書」。欲を言えば、もう少し俯瞰した立場から「スタジオジブリ」の他の作品がいつ公開されたかとかにも触れてもらえれば良かったなあと思う。2022/06/04
mitsu
2
「ハウルの動く城」までの宮崎監督の作品を色々な観点から述べられているまさに全書と呼ぶに見合う内容でした。10年たった今でも色あせないと思います。2017/01/14
satoshi
1
記録。2018/08/27
奥様
1
この情報量…すごいとしか言いようがない。全部ではないですが原画のコウバンヒョウがあるのが、アニメファンとしては涙ものです。2012/04/11