内容説明
獄中からの知識人の叫び!マレーシアの首相マハティールの後継者と目されながら突然、逮捕され、禁固刑に処せられた元副首相兼蔵相アンワル・イブラヒムの「哲学的思想」の真髄が、いまここに甦る。
目次
序章 アジアのルネッサンス
第1章 東洋と西洋の共存
第2章 民主主義と市民社会
第3章 正義と法
第4章 倫理と経済
第5章 人間的な経済
第6章 文化の優位
第7章 東南アジアにおけるイスラム
終章 アジアの未来
著者等紹介
アンワル・イブラヒム[アンワルイブラヒム][Anwar Ibrahim]
1947年、ペナン州生まれ。マレーシアの元副首相兼蔵相。国際イスラム大学(マレーシア)の総長およびユネスコ総会の議長を務める。1982年以来、文化、青年・スポーツ、農業、教育などの担当大臣を歴任。1998年、突然、職を解かれ、同性愛と汚職の罪で逮捕される。以後、獄中での生活を余儀なくされている
坪内淳[ツボウチジュン]
1969年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院政治学研究科博士後期課程修了。2001‐02年、フルブライト奨学金を得て、ハーバード大学ケネディ行政大学院フェロー。専門は国際関係論、国際安全保障。現在、山梨大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。