内容説明
本書は「旧日本軍が中国で何をどのように行なったのか」を、加害将兵らの証言を通じてを明らかにする。なぜ多くの日本人青年が数々の蛮行を起こすに至ったのか、後にどのような過程を経てその罪を深く悔いるようになったのか―生々しい、慟哭と悔恨の告白が示す衝撃の事実…。初版刊行後4年が過ぎ、日本の進路が「いつか来た道」の様相を露わにするなかで、増補改訂版では、本書の証言者たちに現在の思いを取材した。
目次
第1部 中国へ「帰郷」した日本人戦犯たち
第2部 時代に翻弄されて
第3部 出世のためか、天皇のためか、憂さ晴らしのためか
第4部 憲兵、軍医、そして七三一部隊
第5部 将校の矜持
第6部 彼らはなぜこのようなことをしたのか?
第7部 日本はどこへ向かうのか
著者等紹介
星徹[ホシトオル]
1960年、神奈川県生まれ。新聞社勤務の後、塾講師を経て、フリーのルポライター。哲学者・牧野紀之氏が主宰する私塾・鶏鳴学園で学ぶ。「最後の認罪」で、第4回「週刊金曜日ルポルタージュ大賞」報告文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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