内容説明
用語がわかれば、数学の風景が見えてくる。合理的であると同時にファンタジーでもあるという不思議に魅力的な世界を、数学用語にスポットを当てながらやさしく解説していく。
目次
第1章 数と計算(数について;計算について)
第2章 文字と方程式(文字の使用;方程式 ほか)
第3章 変化の法則と関数(変化の法則;1次関数 ほか)
第4章 微分と積分(極限という考え方;微分とは ほか)
第5章 形と幾何学(証明という方法;原論の公理 ほか)
著者等紹介
瀬山士郎[セヤマシロウ]
1946年、群馬県に生まれる。東京教育大学理学部数学科卒業。1970年より、群馬大学教員。数学教育協議会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ipusiron
26
メモ完。2018/05/07
まじぇすた
0
5つの章からなる数学の啓蒙書。内容は中学校の数学をメインに懇切丁寧に解説していて難しくない。それでいて大学以上で勉強するような本格的な数学の面白さにもちょこって触れていて、好奇心がある人向けの手掛かりにもなっている。自分としては、「第1章 数と計算」「第2章 文字と方程式」は啓蒙書として良いと思った。「第5章 形と幾何学」は文章がちょっと分かりづらいが幾何学の楽しさは伝わる。その他は文章は退屈だが、文字を追っていけば理解は難しくない。2013/07/18
2n2n
0
数学の基本概念にはどんなものがあって、それらは一体どんなものなのかを解説した一冊。内容はそんなに難しくはないが、別の言い方をすると、基本を再確認できる。特に、①ε-δ論法をとても平易に説明している事と、②虚数という概念の持つ重要さを上手く解説している事が、良いと思った。2012/02/25
ipusiron
0
実数だけが実在し、虚数は実在しないということが迷信であることの説明がよかった。付箋を20個ぐらい貼った。2009/07/04