北アイルランド「ケルト」紀行―アルスターを歩く

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  • サイズ B6判/ページ数 266,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882027164
  • NDC分類 293.39
  • Cコード C0026

出版社内容情報

 紛争の影と同居するケルトの遺産を探索する。宗教・政治対立の火種がくすぶり続ける街々に、豊かなケルト文化と重層的なアイルランドの歴史を見出し、街の人々の声を交えながら「もうひとつのアイルランド」を描く。著者の「ケルト」紀行3作目。写真・地図多数
 (本文より)「旅の最大の目的は、北アイルランドにどれほどケルトの息吹きが宿っているかを探ることだった。……実際現地を訪ねてみると、思っていた以上に悠久の歴史に彩られたケルトの遺産が眠っていた。場所によってはきわめてケルト色の濃い空気を感じ取ることもできた。これは大きな発見だった。と同時にまた、北アイルランドに対する見方を変えなければならないと痛感した。……北アイルランドにはいろんな情報が詰まっていた。ケルト文化は言うにおよばず、クランの歴史、フォークロア、アルスター移民、宗教事情、聖パトリック、プランテーション、ダニエル・ボーイ……とほんとうに多彩な要素を含んでいた」

内容説明

紛争の影と同居するケルトの遺産。宗教・政治対立の火種がくすぶり続ける街々に、豊かなケルト文化と重層的なアイルランドの歴史を見出し、街の人々の声を交えながら「もうひとつのアイルランド」を描く。

目次

1 ベルファスト
2 アントリム
3 ダウン
4 アーマー
5 デリー
6 ティローン
7 ファーマナー

著者等紹介

武部好伸[タケベヨシノブ]
エッセイスト。1954年、大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒業。読売新聞大阪本社記者を経て、95年からフリー。ケルト、映画、洋酒をテーマに取材・執筆活動を展開中。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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rbyawa

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北アイルランドというのは、通称・南アイルランド、アイルランド共和国に「置き去り」にされた地域として理解されていて。けど正直、非独立派がこの地の住人じゃないか、といったらもう数百年は経っている、簡単な話ではなく。数百年の隣人と争い、片方(を勝手に代表すると主張する組織)のテロを起こしてる人々の思惑は、旅行者という体裁の本で語るものではないようには思った。テロがどうの、ということではなく、なんだか思ったよりもずっと物騒な土地だった、今どうなっているんだろう。2009/12/20

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