内容説明
本書は、私法にかかわるテーマについて研究し、発表してきたもののうち、民法研究のための基本的理論にかかわる著作を中心として収録したものである。
目次
1 民法理論(民法学の新しい任務―その覚書;のびゆく現代法―金融法;大学における民法学習と法曹実務家としての民法学習;判例と民事立法―その序論的考察 ほか)
2 旧東独私法論(ドイツ民主共和国(東独)の新私法典について
東ドイツにおける家族法規の変遷
東ドイツ家族法の基本理念)
3 権利主体論(税法上の「人格のない社団」;法人格なき社団;未成年者の人権保障に関する法規上の制限)
4 親族・相続論(表見相続人の遺産処分と第三取得者;債務の相続性と債権者;預金債権・抵当権付債務と遺産分割)