内容説明
今日の大学教授の使命は何か。ドイツ大学史研究の第一人者が長期にわたる大学教育及び大学運営参画の体験から日本の大学教授の現状を、自らを含め厳しく評価・裁断し、今在るべき大学教授像を明確に提示する。
目次
はじめに 何が問題なのか
第1章 大学および大学教授とは何か
第2章 大学教授の選任・昇進・停年
第3章 大学教育の効用
第4章 大学教育の方法
第5章 大学教授の精神構造と型(タイプ)
第6章 大学の意思決定システム
第7章 大学教授の任務と求められる資質・能力と評価
第8章 大学教授の養成システムの確立と大学教育学の構想
第9章 大学教授の自己相対化のために―大学の歴史的研究のすすめ
結語 要するに、大学教授の職業倫理とは何か
著者等紹介
別府昭郎[ベップアキロウ]
1945年宮崎県小林市生まれ。1968年3月広島大学教育学部教育学科卒業ののち、修士課程、博士課程(西洋教育史)退学(単位修得)を経て、1973年4月明治大学文学部助手となる。その後、専任講師、助教授を経て、1989年4月明治大学文学部教授。教職課程主任。サッカー部長。この間、ミュンヘン大学で大学史の研究に従事する(1982‐1983)とともに、日本女子大学人間社会学部非常勤講師(~1997年3月)、名古屋大学大学院教育学研究科非常勤講師(ドイツ大学史担当)、上智大学文学部非常勤講師を歴任。博士(教育学)広島大学
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