内容説明
マルクスの歴史感覚とケインズの制度感覚の交点に立ち、『アナール』の精神を継承、ブルデューの概念を駆使し、資本主義経済は勿論、社会主義や南北問題を解明。工業中心の分析から、サービス経済、国際金融、そしてエコロジーへと展開するレギュラシオン派の21世紀への提言。
目次
序 日本―レギュラシオンの問題意識にとっても豊饒の地
1 東欧改革と社会主義
2 レギュラシオン理論と日本
3 レギュラシオン理論と日本
3 レギュラシオン理論の現在
4 レギュラシオン理論の展望
5 経済学と歴史学―新しい協力関係に向けて