内容説明
2001年の「9・11事件」をきっかけに、アメリカの自由と民主主義は死んだ。国の活力の源泉を失った「唯一の超大国」はどこへ?グラムシの「アメリカニズム」論、セン、サイードらの議論を手がかりに、アメリカと世界のゆくえを探る。
目次
1 アメリカニズムの終焉
2 植民地、ポスト・コロニアルとマルクス主義
3 サバルタン問題、昨日と今日
4 現代におけるヘゲモニーの危機
5 現代知識人の新たな役割
6 現代における自由と道徳―グラムシとセン
7 国家、市民社会、グローバリゼーション
著者等紹介
片桐薫[カタギリカオル]
グラムシ研究者。政治学博士。1926年愛知県生まれ。法政大学中退。現在「東京グラムシ会」会員、「アソシエ21」会員
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