『坂の上の雲』と司馬史観

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000230292
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0021

内容説明

司馬遼太郎の『坂の上の雲』を歴史家はどう読むか。祖国防衛戦争としての日露戦争観、「明るい明治、暗い昭和」、そして様々な史実との向き合い方…。国民的作家が自ら「事実に拘束されることが百パーセントにちかい」としつつ執筆したこの歴史小説のどこに注目すべきか。近年の史学界の研究成果も交えながら、冷静かつ多角的に論じる。

目次

第1章 『坂の上の雲』とは何か(日清戦争と台湾・朝鮮;日露戦争への道程;日露戦争―旅順攻略戦;日露戦争―日本海海戦;韓国併合―日露戦争の帰結)
第2章 青春物語としての『坂の上の雲』(秋山好古と陸戦;秋山真之と日本海海戦;正岡子規―壮絶なる闘病生活)
第3章 近現代史をどう見るか(なぜ、司馬史観を問うのか;明治維新の世界史的位置;日清・日露戦争をどう見るか;大正デモクラシーの歴史的意義;大東亜戦争とアジア太平洋戦争;司馬遼太郎の明治憲法・天皇観)

著者等紹介

中村政則[ナカムラマサノリ]
1935年、東京に生まれる。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。一橋大学経済学部教授、神奈川大学特任教授などを経て、一橋大学名誉教授(日本近現代史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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