大量破壊兵器―廃絶のための60の提言

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  • サイズ A5判/ページ数 187p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000237789
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

内容説明

大量破壊兵器(WMD)委員会は、元IAEA事務局長、ハンス・ブリクス氏が率いる、独立した国際委員会で、世界各地域の14人の専門家からなる。WMD委員会は、2年余をかけて、核・生物・化学兵器についての現状を調査し、各国政府、国際機関、NGOに行動を呼びかける提言をまとめた。2006年6月、アナン国連事務総長に提出された報告書が本書である。この10年間、軍縮・不拡散の勢いは危険なまでに失われ、拡散の新たな波が起こりつつある。いま私たちは核兵器のない世界にともに進むのか、多数の核兵器の存在する世界に歩調を乱して進むのか、岐路に立っている。

目次

第1章 軍縮の再生
第2章 恐怖の兵器:脅威と対処
第3章 核兵器
第4章 生物・毒素兵器
第5章 化学兵器
第6章 運搬手段、ミサイル防衛、宇宙兵器
第7章 輸出管理、国際的援助、非政府主体
第8章 遵守、検証、執行と国連の役割

著者等紹介

西原正[ニシハラマサシ]
大量破壊兵器委員会(WMD委員会)委員。財団法人平和・安全保障研究所理事長。2006年3月まで防衛大学校校長、以前は防衛大学校にて国際関係の教授を務める。東京の防衛研究所の第1研究部長も務めた。1986‐95年、国際戦略研究所理事。2001‐04年、小泉首相の私的懇談会「対外関係タスクフォース」のメンバー。2006年から国際安全保障学会会長

川崎哲[カワサキアキラ]
国際交流NGOピースボート共同代表。1968年東京生まれ。核廃絶NGOネットワーク「アボリション2000」調整委員。核不拡散条約(NPT)再検討プロセスにNGOとして関与。1998‐2002年、NPO法人ピースデポに勤務。著書『核拡散―軍縮の風は起こせるか』(2003年、岩波新書)で日本平和学会第1回平和研究奨励賞を受賞

森下麻衣子[モリシタマイコ]
ピースボート・スタッフ(ニューヨーク事務所勤務)。1979年ロサンゼルス生まれ。慶應義塾大学法学部卒。2004年よりピースボートの平和教育プログラム「地球大学」の企画・実施に携わる

ジョイス,メレディス[ジョイス,メレディス][Joyce,Meredith]
ピースボート・スタッフ。1981年メルボルン生まれ。メルボルン大学で国際関係学・アジア学を専攻し、在学中に文科省奨学生として京都大学に留学。2006年よりピースボートで「武力紛争予防のためのグローバル・パートナーシップ」(GPPAC)の運営に参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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