内容説明
夜空を見上げていて感動をおぼえつつ、いつのまにか物思いにふけっていたことはありませんか。本講義は、宇宙をめぐる近代科学の探究と、人間の認識能力に関する哲学的探究がスリリングに交錯します。さらに、宇宙の時間は有限か無限かという古くて新しい哲学上の難問にも挑戦。哲学の広がりと深さが感得できる重厚な講義。
目次
講義の七日間 自然哲学のゆくえ(コスモロジーの自立;ケプラーの夢;無限宇宙の永遠の沈黙;時空をめぐる論争;レヴォリューション―回転か革命か;決定論の崩壊;ビッグバンの方へ)
補講 宇宙の時間、有限か無限か(有限説と無限説;カントのアンチノミー;パースの宇宙論)
著者等紹介
伊藤邦武[イトウクニタケ]
1949年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 唐シルクロード十話