岩波人文書セレクション
近代日本と東南アジア―南進の「衝撃」と「遺産」

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  • サイズ B6判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000284387
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0321

内容説明

「南方」の内国植民地=沖縄と、「南進」の拠点=台湾の役割に着目し、近代以降の東南アジア像の変遷を跡づけながら、「南洋」(東南アジア・ミクロネシア)全域を射程に入れ、一九世紀末から戦後にいたる、「南進」の実相に迫る。日本が提唱した、日本の指導による「アジア解放」の理念を、独立への悲願に燃える東南指導者は、どう受けとめ、いかなる反応を示したか。アジア太平洋賞特別賞・NIRA政策研究東畑記念賞受賞作。

目次

序章 近代日本の東南アジア像の変容
第1章 沖縄・南進・漁業
第2章 台湾と南洋―「南進」問題との関連で
第3章 「濠亜地中海」の国際関係―ポルトガル領ティモールをめぐって
第4章 「大東亜戦争」と東南アジア
第5章 インドネシアにおける「従軍慰安婦」問題の政治社会学
第6章 「対日協力」と抗日運動の諸相
第7章 日本軍政の「衝撃」と「遺産」

著者等紹介

後藤乾一[ゴトウケンイチ]
1943年東京生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、(財)国際文化会館理事。東南アジア近現代史、日本・アジア関係史を専攻。『近代日本と東南アジア―南進の「衝撃」と「遺産」』でアジア太平洋賞特別賞・NIRA政策研究東畑記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Hiroki Nishizumi

2
表題に関わる内容についてコンパクトにまとめてあるが、新しい視座は無いように感じた。2019/12/11

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