Gゼロ時代のエネルギー地政学―シェール革命と米国の新秩序構想

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  • サイズ B6判/ページ数 148p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000610032
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0031

出版社内容情報

強力なリーダー不在の「Gゼロ」時代から、世界秩序は、今後いずれの国家、どのような争点を軸に形成されていくのか。世界のエネルギー供給体制について根本から見直しを迫るシェール革命が急速な進展をみせる現在、大国のエネルギー戦略を検証し、エネルギーとパワーバランスから、激動する世界の「構図」を読み解く。

内容説明

強力なリーダー不在の「Gゼロ」時代から、世界秩序は、今後いずれの国家、どのような争点を軸に形成されていくのか。世界のエネルギー供給体制について根本から見直しを迫るシェール革命が急速な進展をみせる現在、大国のエネルギー戦略を検証し、エネルギーとパワーバランスから、激動する世界の「構図」を読み解く。

目次

序章
第1章 シェール革命と流動化する中東
第2章 米国のエネルギー地政戦略
第3章 米国のグローバル・セキュリティ
第4章 新たなパワーバランス―アフリカとユーラシア
第5章 シェール革命の死角と地政学リスク
最終章 Gゼロから新しい秩序へ
おわりに―日本のエネルギー安全保障

著者等紹介

福富満久[フクトミミツヒサ]
1972年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同大学大学院政治学研究科博士課程およびフランス・パリ政治学院国際関係学Ph.D.コース修了(博士、政治学、Ph.D.国際関係学)。財務省所轄財団法人国際金融情報センター中東部兼アフリカ部主任エコノミスト、青山学院大学総合文化政策学部兼任講師を経て、2012年より一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻准教授(国際政治学・国際関係論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちぃ

25
どちみち石油をはじめとする地下資源頼みの経済は近いうちに立ち行かなくなるからクリーンエネルギー開発型にシフトしてかないと平和も開発も実現してかないと思うけど、それも短期的に実現できるものでもなく。経済が混乱に陥らない程度に足並みは揃えたいでも多様性は維持したい。喧嘩はしたくない。 アフリカにたっぷりページ割いていたことが新鮮でもあり。たしかにモザンビーク良いと思う。。2017/09/15

coolflat

9
中東諸国をコントロールし、ソ連を抑え、エネルギーを確保するために、イスラエル対アラブ、イラン対イラク、サウジ対イランという対立構造を作る。このような勢力均衡を図ることが米国外交の基本だ。過去、米国は反米に転じたイランと敵対するイラクを支援し、イラクが反米に転じた後はサウジと関係を強化している。また米国がイスラエルに支援しているのは、ユダヤ系ロビー団体の影響ではなく、米ソ冷戦により、アラブ諸国がソ連に支配されるのを怖れたためだ。地政学的にアラブ諸国と拮抗させるための格好の国家領域がイスラエルだということだ。2015/04/02

ミッキーの父ちゃん

2
資源エネルギーの確保を外交戦略の最優先課題に置くアメリカの統治方法。なるほど、イスラエルに肩入れするのは、ユダヤ系の圧力団体のせいではないのですね…2016/02/18

エルガリアン

0
レント経済などの解説から、国際政治の今後の予想にまで広く及んでいて面白く、簡潔にまとまっているので読み物としてはおすすめ。ただちょっと論理の飛躍が多いと感じた。2016/05/26

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